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つくば市職員対応要領留意事項(るびなし) つくば市 | 障害者差別解消法

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Academic year: 2018

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(1)

別紙

つくば市に おける障害を理 由とする差別の 解消の推進に関 する対応要領に 係る 留意事項

第1 不当な差別的取 扱いの基本的な 考え方

法は,障害者 に対して,正当 な理由なく,障 害を理由として ,財・サービス や各 種 機 会 の 提 供 を 拒 否 す る こ と 又 は 提 供 に 当 た っ て 場 所 ・ 時 間 帯 な ど を 制 限 す る こ と,障害者でな い者に対しては 付さない条件を 付けることなど により,障害者 の権 利利益を侵害す ることを禁止し ている。

ただし,障害 者の事実上の平 等を促進し,又 は達成するため に必要な特別の 措置 は,不当な差別 的取扱いではな い。したがって ,障害者を障害 でない者と比べ て優 遇する取扱い( いわゆる積極的 改善措置),法 に規定された障 害者に対する合 理的 配慮の提供によ る障害者でない 者との異なる取 扱いや,合理的 配慮を提供等す るた めに必要な範囲 で,プライバシ ーに配慮しつつ 障害者に障害の 状況等を確認す るこ とは,不当な差 別的取扱いには 当たらない。

このように, 不当な差別的取 扱いとは,正当 な理由なく,障 害者を,問題と なる 事務又は事業に ついて,本質的 に関係する諸事 情が同じ障害者 でない者より不 利に 扱うことである 点に留意する必 要がある。

第2 正当な理 由の判断の視点

(2)

は事業の目的・ 内容・機能の維 持等の観点に鑑 み,具体的場面 や状況に応じて 総合 的・客観的に判 断することが必 要である。

職員は,正当 な理由があると 判断した場合に は,障害者等に その理由を説明 する ものとし,理解 を得るよう努め ることが望まし い。

第3 不当な差 別的取扱いの具 体例

不当な差別的 取扱いに当たり 得る具体例とし ては,以下のと おりである。な お, 第2で示したと おり,不当な差 別的取扱いに相 当するか否かに ついては,個別 の事 案ごとに判断さ れることとなる 。また,以下に 記載されている 具体例について は, 正当な理由が存 在しないことを 前提としている こと,さらに, それらはあくま でも 例示であり,記 載されている具 体例だけに限ら れるものではな いことに留意す る必 要がある。

(不当な差別的 取扱いに当たり 得る具体例) ○障害を理由 に窓口対応を拒 否する。

○障害を理由 に対応の順序を 後回しにする。

○障害を理由 に書面の交付, 資料の送付,パ ンフレットの提 供等を拒む。 ○障害を理由 に説明会,シン ポジウム等への 出席を拒む。

○事務・事業 の遂行上,特に 必要ではないに もかかわらず, 障害を理由に, 来庁 の際に付添 者の同行を求め るなどの条件を 付けたり,特に 支障がないにも かか わらず,付 添者の同行を拒 んだりする。

第4 合理的配 慮の基本的な考 え方

(3)

整であって, 特定の場合にお いて必要とされ るものであり, かつ,均衡を失 した 又は過度の負 担を課さないも の」と定義され ている。

法は,権利 条約における合 理的配慮の定義 を踏まえ,行政 機関等に対し, その 事務又は事業 を行うに当たり ,個々の場面に おいて,その実 施に伴う負担が 過重 でないときは ,障害者の権利 利益を侵害する こととならない よう,社会的障 壁の 除去の実施に ついて,合理的 配慮を行うこと を求めている。 合理的配慮は, 障害 者が受ける制 限は,障害のみ に起因するもの ではなく,社会 における様々な 障壁 と相対するこ とによって生ず るものとのいわ ゆる「社会モデ ル」の考え方を 踏ま えたものであ り,障害者の権 利利益を侵害す ることとならな いよう,障害者 が個 々の場面にお いて必要として いる社会的障壁 を除去するため の必要かつ合理 的な 取組であり, その実施に伴う 負担が過重でな いものである。

合理的配慮 は,市の事務又 は事業の目的・ 内容・機能の本 質的な変更には 及ば ないことに留 意する必要があ る。

2 合理的配慮 は,障害の特性 や社会的障壁の 除去が求められ る具体的場面や 状況 に応じて異な り,多様かつ個 別性の高いもの であり,当該障 害者が現に置か れて いる状況を踏 まえ,社会的障 壁の除去のため の手段及び方法 について,「第 5 過重な負担の 基本的な考え方 」に掲げる要素 を考慮し,代替 措置の選択も含 め, 双方の建設的 対話による相互 理解を通じて, 必要かつ合理的 な範囲で,柔軟 に対 応がなされる ものである。さ らに,合理的配 慮の内容は,技 術の進展,社会 情勢 の変化等に応 じて変わり得る ものである。

(4)

3 障害者から の意思の表明に 当たっては,具 体的場面におい て,社会的障壁 の除 去に関する配 慮を必要として いる状況にある ことを言語(手 話を含む。)ほ か, 点字,拡大文 字,筆談,実物 の掲示や身振り サイン等による 合図,触覚によ る意 思伝達など, 障害者が他人と コミュニケーシ ョンを図る際に 必要な手段(通 訳を 介するものを 含む。)により 伝えられる。

また,障害 者からの意思の 表明のみでなく ,知的障害や精 神障害(発達障 害を 含む。)等に より本人の意思 の表明が困難な 場合には,障害 者の家族,支援 者・ 介助者,法定 代理人等,コミ ュニケーション を支援する者が 本人を補佐して 行う 意思の表明も 含む。

なお,意思 の表明が困難な 障害者が,家族 ,支援者・介助 者,法定代理人 等を 伴っていない 場合など,意思 の表明がない場 合であっても, 当該障害者が社 会的 障壁の除去を 必要としている ことが明白であ る場合には,法 の趣旨に鑑みれ ば, 当該障害者に 対して適切と思 われる配慮を提 案するために建 設的対話を働き かけ るなど,自主 的な取組に努め ることが望まし い。

4 合理的配慮 は,障害者等の 利用を想定して 事前に行われる 建築物のバリア フリ ー化,介助者 等の人的支援, 情報アクセシビ リティの向上等 の環境の整備を 基礎 と し て , 個 々 の 障 害 者 に 対 し て , そ の 状 況 に 応 じ て 個 別 に 実 施 さ れ る 措 置 で あ る。したがっ て,各場面にお ける環境の整備 の状況により, 合理的配慮の内 容は 異なることと なる。また,障 害の状態等が変 化することもあ るため,特に, 障害 者との関係性 が長期にわたる 場合等には,提 供する合理的配 慮について,適 宜, 見直しを行う ことが重要であ る。

(5)

提供について 盛り込むよう努 めることが望ま しい。

第5 過重な負 担の基本的な考 え方

過重な負担に ついては,具体 的な検討をせず に過重な負担を 拡大解釈するな どし て法の趣旨を損 なうことなく, 個別の事案ごと に,以下の要素 等を考慮し,具 体的 場面や状況に応 じて総合的・客 観的に判断する ことが必要であ る。職員は,過 重な 負担にあたると 判断した場合は ,障害者及び必 要に応じて障害 者の家族,支援 者・ 介助者,法定代 理人等,コミュ ニケーションを 支援する者にそ の理由を説明す るも のとし,理解を 得るように努め ることが望まし い。

○事務又は事 業への影響の程 度(事務又は事業 の目的,内容, 機能を損なうか 否 か)

○実現可能性 の程度(物理的 ・技術的制約, 人的・体制上の 制約) ○費用・負担 の程度

第6 合理的配 慮の具体例

第4で示した とおり,合理的 配慮は,具体的 場面や状況に応 じて異なり,多 様か つ個別性の高い ものであるが, 具体例としては ,次のようなも のがある。なお ,記 載した具体例に ついては,第5 で示した過重な 負担が存在しな いことを前提と して いること,また ,これらはあく までも例示であ り,記載されて いる具体例だけ に限 られるものでは ないことに留意 する必要がある 。

(合理的配慮に 当たり得る物理 的環境への配慮 の具体例)

○段差がある 場合に,車椅子 利用者にキャス ター上げ等の補 助をする,携帯 スロ ー プ を 渡 す , 移 動 の 支 援 等 の 補 助 や , ス ロ ー プ が あ る 移 動 経 路 を 案 内 な ど す る。

(6)

置をわかり やすく伝える。

○目的の場所 までの案内の際 に,障害者の歩 行速度に合わせ た速度で歩いた り, 前後・左右 ・距離の位置取 りについて,障 害者の希望を聞 いたりする。

○障害の特性 により,頻繁に 離席の必要があ る場合に,会場 の座席位置を扉 付近 にする。

○疲労を感じ やすい障害者か ら別室での休憩 の申出があった 際,別室の確保 が困 難だったこ とから,当該障 害者に事情を説 明し,対応窓口 の近くに長椅子 を移 動させて臨 時の休憩スペー スを設ける。

○不随意運動 等により書類等 を押さえること が難しい障害者 に対し,職員が 書類 を押さえた り,バインダー 等の固定器具を 提供したりする 。

○災害や事故 が発生した場合 ,館内放送で避 難情報等の緊急 情報を聞くこと が難 しい聴覚障 害者に対し,電 光掲示板,手書 きのボード等を 用いて,分かり やす く情報を伝 え,避難場所を 案内し誘導を図 る。視覚障害者 には,声をかけ て, 適切な誘導 を行う。

(合理的配慮に 当たり得る意思 疎通の配慮の具 体例)

○筆談,読み 上げ,手話,点 字,拡大文字等 のコミュニケー ション手段を用 い る。

○会議資料等 について,点字 ,拡大文字,ル ビ付き等で作成 する際に,各々 の媒 体間でペー ジ番号が異なり 得ることに留意 して使用し,説 明する。

○視覚障害の ある出席者等に 会議資料等を事 前送付する際, 読み上げソフト に対 応できるよ う電子データ( テキスト形式) で提供する。

○意思疎通が 不得意な障害者 に対し,絵カー ド等を活用して 意思を確認する 。 ○駐車場など で通常,口頭で 行う案内を,紙 にメモをして渡 す。

(7)

行う。

○比喩表現等 が苦手な障害者 に対し,比喩や 暗喩,二重否定 表現などを用い ずに 具体的に説 明する。

○障害者から 申出があった際 に,ゆっくり, 丁寧に,繰り返 し,分かりやす く説 明し,内容 が理解されたこ とを確認しなが ら応対する。ま た,なじみのな い外 来語は避け る,漢数字は用 いない,時刻は 24時間表記では なく午前・午後 で表 記するなど の配慮を念頭に 置いたメモを, 必要に応じて適 時に渡す。

○会議の進行 に当たり,資料 を見ながら説明 を聞くことが困 難な視覚又は聴 覚に 障 害 の あ る 出 席 者 や 知 的 障 害 や 精 神 障 害 ( 発 達 障 害 , 高 次 脳 機 能 障 害 を 含 む。)等の ある出席者に対 し,ゆっくり, 丁寧な進行を心 がけるなどの配 慮を 行う。その 他の障害におい ても,職員は座 席の位置やレイ アウトを工夫す ると ともに,障 害の特性に合っ たサポートを行 う等,可能な範 囲での配慮を行 う。 ○知的障害者 ,精神障害者( 発達障害者,高 次脳機能障害者 を含む。)等か ら,

発言等を求 める場合は,時 間に余裕を持つ などの対応を行 う。

(ルール・慣行 の柔軟な変更の 具体例)

○順番を待つ ことが苦手な障 害者に対し,周 囲の者の理解を 得た上で,順番 を 入れ替える 。

○立って列に 並んで順番を待 っている場合に ,周囲の者の理 解を得た上で, 当該 障害者の順 番が来るまで席 等を用意する。

○スクリーン ,手話通訳者, 板書等がよく見 えるように,ス クリーン等に近 い席 を確保する 。

○車両乗降場 所を施設出入口 に近い場所へ変 更する。

○市の敷地内 の駐車場等にお いて,障害者の 来庁が多数見込 まれる場合,通 常, 障害者専用 とされていない 区画を障害者専 用の区画に変更 する。

(8)

合,当該障 害者に説明の上 ,周囲に人が少 なく静かな場所 へ誘導する等, 本人 が安心でき る環境を準備す る。

参照

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